9日に投開票される大統領選挙の期日前投票が4日、全国の3552か所の投票所で始まりました。
投票時間は午前6時から午後6時までで、5日まで行われます。
有権者は身分証明書を持参すれば全国の投票所で投票でき、事前の申請は必要ありません。
新型コロナの感染者と隔離者は、5日の午後5時から6時までに投票所に到着すれば、一般有権者と離れた場所で投票できます。
5日には、新型コロナウイルス感染者が治療を受ける生活治療センターのうち、10か所に特別期日前投票所が設置されます。
中央選挙管理委員会は、有権者に対し、マスクを必ず着用し、投票所で検温、手の消毒、ほかの有権者との距離の確保など感染予防策を守りながら投票するよう呼びかけています。
今回の選挙から期日前投票の投票箱を保管する場所には監視カメラが設置され、24時間録画を続けるということです。
与野党の公認候補らは4日午前、期日前投票を行い、積極的な期日前投票参加を呼びかけています。
革新系与党「共に民主党」候補の李在明（イ・ジェミョン）氏はソウルの期日前投票所で、保守系最大野党「国民の力」候補の尹錫悦（ユン・ソンニョル）氏は、釜山（プサン）で期日前投票を行いました。
革新系野党「正義党」の沈相奵（シム・サンジョン）候補は4日午前ソウルで投票を行いました。
投票を済ませた与野党の各候補は選挙戦最終盤の遊説に入り、それぞれ支持層の拡大に全力を注ぐことにしています。