第20代大統領選挙で、KBSは、最大野党「国民の力」の尹錫悦（ユン・ソンニョル）氏が当選確実と伝えました。 
中央選挙管理委員会によりますと、10日午前3 時22 分現在の得票率は開票率 94.51%で、尹錫悦氏が 48.56%で、2位の与党「ともに民主党」の李在明（イ・ジェミョン）氏の 47.83%を僅差で引き離しています。
KBSは大統領選挙放送の当選予測システムで、開票が95％まで進んだ時点で、最終得票率を予想し、尹錫悦氏が 48.6%、李在明氏が47.8%で、尹錫悦氏の当選確実と伝えました。
これに先立って、投票終了時間の9日午後７時半に発表された、KBSなど地上波放送局3社が共同で行った出口調査では、最大野党「国民の力」尹錫悦（ユン・ソンニョル）候補は48.4％、与党「ともに民主党」の李在明（イ・ジェミョン）氏は47.8％で、わずか0.6ポイント差で、尹錫悦氏が優勢となっていました。
当選確実が伝えられたあと、尹錫悦氏は10日午前４時前、自宅を出て党本部に向かいました。自宅前では、集まった大勢の支持者たちに対して、声援に感謝すると述べました。
一方、李在明氏は、党本部で記者会見し、「最善を尽くしたが、支持してくだった国民の皆さんの声援に応えられなかった。尹錫悦氏の当選をお祝いするとともに統合の時代を切り開いてほしい」と述べ、事実上の敗北宣言をしました。