革新系野党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)氏は大統領選挙の開票結果について、「低い成績で残念だが、国民の評価として謙虚に受け止める」とコメントしました。
沈相ジョン氏は今回の大統領選挙で、前回の大統領選挙での得票率6.17%を上回る得票を目指しましたが、開票の結果は、2.37%の得票率で前回を下回りました。
KBS、MBC、SBSの地上波放送3局が共同で行った出口調査では、2.5%の得票率となっていました。
沈氏は10日未明、党本部で記者会見し、「2大政党の陣営間の激しい対決となるなかでも、信ずるところに従って票を投じてくださった支持者の皆様の思いを胸に刻みたい。低い成績で残念だが、国民の評価として謙虚に受け止める」と語りました。
沈氏は、「すでに覚悟済みの選挙だった。支持率や、有利か不利かにこだわらず、韓国の進むべき道、正義党の役割について責任をもって国民に所信を告げることができた」として、選挙運動を振り返りました。
また「不平等や気候変動、政治改革、多元的民主主義を、主なテーマとして取り上げ、ジェンダー平等を韓国社会の普遍的価値として明確にした。その価値にもとづいて、正義党は再び走り出す」と決意を示しました。