ソウル中心部の繁華街、梨泰院(イテウォン)で29日夜、ハロウィーンのため集まった大勢の人が折り重なるようにして倒れ、多くの死傷者が出た事故で、日本人2人が亡くなったことがわかりました。
NHKは30日、日本政府関係者の話を引用し、「梨泰院での事故による死者に、10代と20代の日本人女性2人が含まれていたことが確認された」と報じました。
これを受け外務省は、安藤領事局長をトップとする対策室を設置し、被害者の遺族への支援を行うとともに、引き続き情報収集にあたっています。
また、ソウルの日本大使館も、相星大使をトップとする対策本部を設置し、対応にあたっているということです。
岸田総理大臣はお見舞いのメッセージで、「日本政府と国民を代表し、犠牲になられた方々やご遺族に対し心からの哀悼の意を表すとともに、負傷された方々の1日も早い快復をお祈りいたします」と述べました。
そのうえで、「この困難な時に、貴国政府及び韓国国民に改めて連帯の意を表明します」とつづりました。