中国政府は、今月18日から韓国人への短期ビザの発給を再開すると、15日、明らかにしました。
これによって、先月10日から中断されていた韓国人に対するビジネス目的の商用ビザと家族同伴の短期ビザの発給が再開されることになります。
中国政府はまた、韓国人に対する「到着ビザ」の発給と、中国での乗り継ぎの際に韓国人に認めていた72時間から144時間のビザ免除措置も、あわせて18日から再開すると明らかにしました。
「到着ビザ」は、人道主義に基づいた理由で緊急入国する場合や、中国側からの招待を受けてビジネスや補修工事を行うために緊急入国する場合などに、特定の空港や港で到着後に申請できます。
これで、両国間のビザの発給は、先月2日に韓国政府が中国人へ短期ビザの発給を中断してからおよそ1カ月半で正常化しました。
中国政府は、先月10日に韓国人に対する短期ビザの発給を中断していましたが、韓国政府はその後、中国での感染状況が落ち着きを取り戻したとして、今月11日に中国人への短期ビザの発給を再開しました。
ビザの発給が正常化する一方で、中国との間で予定されていた航空便の増便は凍結したままとなっているほか、中国政府が韓国への団体旅行を認めていないため、両国間の往来が本格化するまでは時間がかかるものとみられます。