新型コロナウイルスの1日の感染者数が先週、一時4万人を超え、ことし1月の再流行の水準になっていることがわかりました。
疾病管理庁が25日に明らかにしたところによりますと、7月第3週の1日の感染者数は平均およそ3万9000人で、前の週に比べておよそ39%増加しました。
なかでも、19日には4万7000人に達し、1月11日以降、最多となりました。
先月1日、マスク着用義務や、感染者の隔離義務がほぼ全面的に解除されるなど、感染症対策が緩和されましたが、これが感染の拡大につながったものとみられます。
政府は、散発的な流行が当分続く可能性があるとして、予定している新型コロナの警戒レベルの引き下げについて、国内外の感染状況などを踏まえて慎重に検討する方針を明らかにしました。
疾病管理庁は、新型コロナの警戒レベルを早ければ8月中旬から季節性インフルエンザと同じくもっとも低い4級に引き下げ、日常の回復に向けた2段階目の措置を施行する計画でした。
第2段階では、一部の大型病院などで維持されているマスクの着用義務が解除されるほか、検査費と治療費のほとんども自己負担となります。