杭州アジア大会のローラースケート男子韓国代表のチョン・チョルウォン選手は、自身がゴール直前に油断したことでチームが逆転負けしたことについて、SNSで謝罪しました。  
 
チョン選手は2日に行われたローラースケート・リレー3000メートル男子の決勝で、ゴールラインが見えてきたところで勝利を確信して万歳のポーズを取り、その間に追い上げた台湾の選手にわずか0.01秒差で逆転されて金メダルを逃しています。
 
このため、チョン選手と、同じチームのチェ・イノ選手は「兵役免除」の特例も逃しました。
 
成人男子に兵役義務が設けられている韓国では、オリンピックで銅メダル以上、アジア大会で金メダルを獲得した場合、「兵役免除」の特例を受けることができます。
 
チョン選手は4日、自身のSNSに「最後まで最善を尽くさず、ゴール直前のパフォーマンスという、選手としてやってはならない軽率な行動をしてしまった。心から後悔し、反省している」と謝罪しました。
 
今回のアジア大会での選手による謝罪としては、先月25日に、テニスの看板選手、クォン・スヌ選手が、男子シングルス2回戦で、世界ランキングで500位以上差のあるタイの選手にセットカウント1対2で敗れ、試合終了後、悔しさのあまりラケットをコートに叩きつけ、相手選手との握手も行わなかったことについて、直筆の謝罪文を発表しています。