杭州アジア大会が8日、16日間の熱戦の幕を閉じるなか、総合順位3位の韓国選手団は、現地の杭州・グランドニューセンチュリーホテルで解団式を行いました。
韓国は、今大会、金メダル42個、銀メダル59個、銅メダル89個を獲得し、当初掲げていた総合順位3位という目標は達成しましたが、金メダルを45個から50個を獲得するという目標には手が届きませんでした。
2010年広州大会、2014年仁川大会では70個以上の金メダルを獲得したものの、前回の2018年ジャカルタ大会と今大会では40個台にとどまっています。
解団式で、崔潤(チェ・ユン)選手団長は、「メダル獲得数が目標より少し足りなかった。パリオリンピックと3年後のアジア大会でもっと良い成績を出せるよう頑張りたい」と語りました。
韓国が今大会で最も多くの金メダルを獲得したのはフェンシングと競泳で、それぞれ6個の金メダルを取りました。次いでテコンドーが5個、アーチェリーが4個の順でした。
一方、総合順位1位は、開催国中国で、金メダル201個、銀メダル111個、銅メダル71個を獲得し、41年間、11大会連続で首位の座を守りました。
総合順位2位は日本で、金メダル52個、銀メダル67個、銅メダル69個を獲得しました。
韓国は、2位の日本との差は前回大会よりやや縮まりましたが、日本が来年のパリオリンピックを見据え一線級を出場させなかったことが背景にあるとみられます。
一方、北韓は、金メダル11個、銀メダル18個、銅メダル10個で、あわせて39個のメダルを獲得しました。北韓は、前回のジャカルタ・アジア大会以来5年ぶりに国際大会に復帰していました。