アメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表が29日、韓国に到着、康京和（カン・ギョンファ）外相と会談しました。
会談の具体的な内容は公開されませんでしたが、非核化や南北交流など、韓半島情勢の懸案について意見を交わし、緊密な連携を確認したとみられます。
ビーガン代表は続いて韓国外交部の李度勲（イ・ドフン）平和交渉本部長とも会談しました。
ビーガン代表と李度勲平和交渉本部長は会談で、米朝の非核化交渉や南北の鉄道および道路の連結など、韓半島情勢の懸案について意見を交わしたということです。
ビーガン代表は会談で、「われわれは韓半島での戦争と敵対に終止符を打つ共通の目標がある」としたうえで、「そのためには北韓の『最終的かつ完全に検証された非核化』が必要であり、達成できると確信している」と述べ、「完全な非核化」を強調したということです。
ビーガン代表と李度勲平和交渉本部長は先週ワシントンで会談していて、6日ぶりに再び会談したことになります。
ビーガン代表は大統領府青瓦台の関係者にも会う予定です。
ビーガン代表の韓国訪問は、非核化と制裁の緩和を並行していくとの韓国政府立場について詳しく聞く目的があるとされています。
一方、ビーガン代表は韓国滞在中に板門店を通じて北韓とメッセージをやり取りするのではないかとする見方がありますが、板門店で北韓側関係者に直接会う日程はないということです。