中国の習近平国家主席は北韓訪問を翌日に控えた19日、北韓メディアへの寄稿文を通して、韓半島問題に関する対話と交渉で進展を遂げられるよう貢献するという立場を明らかにしました。
習主席は、北韓の労働党機関紙「労働新聞」に寄せた寄稿文で「 金正恩(キム・ジョンウン)委員長 の正しい決断と各国の共同の努力によって韓半島の平和と対話という大きな流れが作られた。 容易ではないが、韓半島問題を政治的に解決できる歴史的なチャンスが設けられた」と現状を分析しています。
習主席はまた「中国側は、対話を通して北韓側の合理的な関心事を解決することを支持する」と明らかにし、北韓が主張し続けてきた体制の安全や脅威の解消、そして段階的な非核化の取り組みなどに対して支持する考えを示しました。
中国の最高指導者が北韓訪問を前に、北韓メディアを通じて立場を明らかにするのは極めて異例で、20日21日行われる中朝首脳会談の行方に注目が集まっています。