韓国が釜山への誘致を目指している2030年の万博の開催地を決める投票が、28日にフランス・パリの博覧会国際事務局の総会で行われる予定で、早ければ韓国時間の29日の午前0時30分ごろに結果が出る見通しです。
投票に先立って、韓国時間の午後9時30分ごろから、2030年の万博の各候補地による最終プレゼンテーションが行われる予定です。
プレゼンテーションは、釜山、イタリアのローマ、サウジアラビアのリヤドの順に、それぞれ20分間、行われます。
開催地を決める投票では、博覧会国際事務局に加盟する182の国のうち、分担金を支払っている179か国が投票権を持っています。また、投票を前にして、さらに1か国が分担金の支払いを検討しているということです。
投票で3分の2の票、すなわち120票を獲得した候補地が開催地となります。
いずれの候補地も3分の2の票を得られなかった場合は、得票数1位と2位の候補地で決選投票を行い、より多くの票を獲得した候補地が開催地となります。
過去の投票では、毎回、1回目の投票で最も多く票を獲得した候補地が最終的に開催地となっています。
今回、投票が順調に進めば、韓国時間の29日午前0時30分ごろに最終結果が発表されるものとみられています。