尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、国連総会に出席するため、アメリカ・ニューヨークに向けて18日、出発しました。
4泊6日の日程で、尹大統領は現地時間の18日午前にニューヨークに到着したあと、各国首脳らと個別の会談を行い、2030年の万博の釜山誘致について、支持を呼びかけるものとみられます。尹大統領は国連総会に合わせて、およそ30回の個別会談を行う予定です。
19日には国連のグテーレス事務総長と会談し、韓国と国連の協力強化やウクライナ問題、北韓の核問題などについて意見交換します。
19日夜にはアメリカのバイデン大統領主催のレセプションに参加します。
20日には国連総会で一般討論演説を行い、世界の格差解消に向けた韓国の取り組みを表明するほか、2024年から2025年までの安全保障理事会非常任理事国としての活動計画を説明します。
また、北韓とロシアの軍事交流に対して警告を発し、国際社会の連帯を呼びかけるものととみられます。
尹大統領はニューヨークに向けて出発する前日の17日、AP通信とのインタビューで、「北韓とロシアの軍事協力は、国連安保理決議と国際制裁に反する不法で不公正な協力だ」と指摘しています。
尹大統領が国連総会に出席するのは去年9月に続いて2回目となります。