株の取り引きにおいて、実際には保有していない株式を、信用取引などで借りて売る、いわゆる「空売り」が、来年6月末まで禁止されたことを好感し、韓国株は6日、急騰しました。新興株式市場のコスダックでは、買い注文が一時的に停止されましたが、その後も高い水準で取り引きが行われ、終値は前の営業日と比べて7%以上上がりました。
韓国証券取引所によりますと、6日の午前9時57分頃、コスダックの150銘柄の先物価格が前の営業日の終値より6.02%上がり、150銘柄による指数が7.3%上昇したため、買い注文を5分間、無効にする措置が発動されたということです。
5分間の取り引き停止措置は、150銘柄の先物価格が前の営業日の終値より6%以上上昇し、150銘柄による指数が3%以上上昇した状態が1分間続く場合に発動されます。
この措置が発動されるのは、2020年6月16日以来およそ3年5か月ぶりです。
株式の空売りが、来年6月末まで禁止されたことを好感し、幅広い銘柄に買い注文が入り、株価全体を押し上げました。
6日のコスダック市場は、前の営業日より57.40ポイント、率にして7.34%上昇した839.45で取引を終えました。
韓国株式市場のKOSPI=総合株価指数は、前の営業日より134.03ポイント、率にして5.66%上がって、2502.37で取引を終えました。