世界最大級の家電とITの展示会CESが、アメリカのラスベガスで開幕しました。
「CES 2024」は、世界150の国と地域から4000あまりの企業が参加して、現地時間の9日から4日間開かれています。
ことしは、「人類の問題を技術革新で解決しよう」をテーマに、AIを中心とした移動手段や環境技術などが紹介されています。
サムスン電子は、ことしも参加企業のなかで最大規模のブースを設置し、家庭用ロボット「Ballie(バリー)」など、AIを活用したさまざまな新製品を発表しました。
LG電子は、家事ロボット「スマートホームAIエージェント」を発表し、関心を集めています。
ことしのCESのもう一つの目玉は、モビリティ分野です。
従来の車の枠を超えた、さまざまな形の新しい移動手段が出品されています。
現代(ヒョンデ)自動車は、都心での利用を想定した、いわゆる「空飛ぶタクシー」の模型を公開し、開幕初日から注目を浴びました。
垂直に離着陸できるこの次世代型の空の交通手段は、500メートル程度の上空を時速200キロで航行できるということで、2028年の商用化を目指しているということです。