ソウルで開かれているABU=アジア太平洋放送連合の総会は17日、デジタル時代の新たな放送に向けて各国の協力を求める「ソウル宣言」を採択して閉幕します。
今年のABU総会は16日からソウルで始まり、これまでで最も多いおよそ60の国と地域から放送関係者ら500人あまりが参加しました。
会議では、放送番組での女性に対する差別的なイメージの改善策やラジオ番組の内容や将来のあり方、公共放送と国際化などをテーマに活発な議論が行われました。
そして、最終日の今日は、各放送局がデジタル化で生まれる新たなチャンネルを活用し、視聴者がさらに多くの情報を共有できるよう、各国政府に協力を求めた「ソウル宣言」を採択しました。
また、デジタル時代による暮らしの変化を踏まえた放送のあり方について、イギリスのBBCやインターネット検索最大手のグーグルの関係者も参加した討論が行われ、2日間にわたる会議を終えました。