中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は19日午前０時までに新たに11万8504人が確認され、３日ぶりに10万人台となりました。死者は130人でした。
一方、オミクロン株の派生型「XL」に続き、「XE」と「XM」の感染者も国内で初めて確認されました。
「XE」の感染者２人のうち１人はイギリスからの入国者で先月27日に陽性判定を受けました。残りの１人は先月30日に国内での感染者です。
また「XM」の感染は先月27日に確認されました。「XM」の変化特性について、詳しい報告はないということです。
防疫当局は、ウイルスの変化特性は大きくないと予想されるものの、引き続きモニタリングを強化する予定だとしています。
一方、政府は、25日から新型コロナの指定感染症の等級レベルを最も高い１級から２級へ引き下げ、それ以後、４週間を移行期と位置付けることにしました。
これにより来月23日からは、感染者の隔離措置も「義務」ではなく「勧告」へと転換されます。勧告の場合、それに従わなかったときの法的制裁はありません。
その反面、新型コロナの治療にかかる個人の負担は増える見通しです。
指定感染症の等級が２級になれば、治療費の負担が国から健康保険へと移るため、診療費や入院費の20％から30％は患者本人が負担することになります。