新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、韓国人の入国を制限する国や地域が相次いでいますが、康京和（カン・ギョンファ）外交部長官は各国の外相に対して、過度な措置をとらないよう要請しました。
康長官は25日、ドイツ・ベルリンで開かれた核軍縮とNPT＝核拡散防止条約に関する閣僚級会合で、16か国の外相に対し、「韓国政府は新型コロナウイルスに全力で対応している」として、韓国国民に対する過度な措置をとらないよう要請したということです。
康長官はまた、各国の外相に対し、入国制限などの措置が必要な場合は、事前に韓国政府と協議するよう呼びかけたということです。
25日、中国山東省の威海空港で、韓国発の航空機で到着した乗客全員に対し隔離措置をとったことについて、康長官は「行き過ぎた措置だ」として対応を批判しました。
一方、外交部も25日、アメリカや日本、中国など103か国の韓国駐在外交団を対象にした説明会を開き、韓国政府の新型コロナウイルスの防疫に向けた努力を説明し、韓国人に対する入国制限など過度な措置をとらないよう要請しました。