アメリカのトランプ大統領は新型コロナウイルスの感染が拡大している韓国とイタリアについて「いまは渡航や入国を制限する措置を取る適切な時期ではない」と述べました。
トランプ大統領は現地時間の26日、ホワイトハウスで記者会見し、新型コロナウイルスの感染が拡大している韓国とイタリアに対して渡航や入国を制限する措置を検討しているかという記者の質問に対して、「適切な時期に措置を取ることになるが、いまは適切な時期ではない」と答えました。
状況を見守るとしながら、入国制限措置を取る可能性も残した形です。
一方、アメリカのCDC疾病対策センターは、22日に韓国に対する渡航注意情報を3段階のうち注意を促すレベル2にしましたが、その二日後には不要不急の渡航を中止するよう促す、最も高いレベル3に引き上げました。
アメリカ国務省は、CDCとは別に渡航警戒レベルを設定していて、22日に、4段階のうち下から2番目の「さらなる注意」に引き上げたのに続いて、27日には、下から3番目の「渡航の再考」に引き上げました。