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中国・ロシアの軍用機 韓国防空識別圏に相次いで進入

Write: 2020-12-23 10:30:43

Thumbnail : KBS News

中国とロシアの軍用機が22日、韓国の防空識別圏に相次いで進入しました。
合同参謀本部によりますと、中国の軍用機4機は22日午前8時ごろ、済州島の南の岩礁、離於島(イオド)の西側から、韓国の防空識別圏KADIZ(カディズ)に進入し、うち2機は東海に浮かぶ鬱陵島の東を通過して、KADIZから出たということです。
ロシアの軍用機15機は東海の北側からKADIZに進入し、うち2機は独島の東からKADIZを出たということです。
両国の軍用機は、7時間後の午後3時20分ごろKADIZを出たということです。
韓国空軍は、中国とロシアの軍用機がKADIZに進入する前から戦闘機を緊急発進(スクランブル)し、突発的な状況に備えていたとしています。
防空識別圏は、領空とは違い、不審な航空機を早めに識別し領空への侵入を防ぐために各国で任意に決めた空域エリアで、合同参謀本部によりますと、両国の軍用機による韓国領空への侵入はなかったということです。
これまで中国とロシアの軍用機がそれぞれKADIZに進入したことは何度かありましたが、両国がともに進入したのは17か月ぶりで、異例のことです。
一方、中国とロシアの軍用機が22日夜、東海上のKADIZを飛行した際に、日本の航空自衛隊の戦闘機も緊急発進しました。
共同通信によりますと、日本の防衛省はこの日、中国とロシアの爆撃機が独島周辺や対馬海峡、沖縄本島と宮古島の間を飛行した際に、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させ対応したということです。
中国の人民解放軍は、ロシア軍が実施する大規模な軍事演習に2018年から3年連続参加していますが、アメリカで政権交代が行われる時期に中国とロシアが緊密な軍事協力をアピールすることで、韓日米をけん制する狙いがあるとの見方があります。
中国とロシアの軍当局はこの日、共同声明を通じて、中国のH-6爆撃機4機とロシアのTu-95爆撃機2機を投入して東海と東シナ海の空域で合同空中演習を行ったと発表しました。
一方、韓国外交部は、外交ルートを通じて両国に遺憾の意を表明し、再発防止を求めました。

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