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尹大統領が施政方針演説 財政健全化・福祉・安保状況を強調

Write: 2022-10-25 14:06:43

Thumbnail : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は25日、国会本会議で行われた来年度の予算案に関する施政方針演説を行い、厳しい経済と安保状況について強調しました。 
 
尹大統領は演説のなかで、「世界的な物価高・高金利やドル高のなかで金融市場の変動性が高まり、経済の不確実性が高まっている」として、「社会的弱者の苦痛が徐々に大きくなっている」と述べました。
 
北韓については、最近、相次いでいる挑発や核兵器の先制使用を法制化したことに触れたうえで、7回目の核実験の準備も終えたものと判断されると述べました。
 
また、韓米連合防衛体制や韓日米安保協力を通じて、北韓に対する抑止力を強化するとしながらも、北韓が非核化の決断を下し、対話の場に出てくれば、いわゆる「大胆な構想」による政治・経済的支援を行う考えを改めて強調しました。
 
一方、尹大統領は来年度の予算案を説明しながら、文在寅(ムン・ジェイン)政権の政治的な目的ばかりを追ったずさんな財政運営により赤字が拡大したと批判し、「経済成長と社会的弱者向けの福祉が持続可能な好循環を作るためには、国家財政が健全でなければならない」と指摘し、「来年の総支出は2010年以降、初めて前年比で縮小編成され、健全な財政に向けたターニングポイントとなるだろう」と明らかにしました。
 
尹大統領はまた、社会的弱者のための福祉も強調しました。記録的な豪雨で浮き彫りとなった半地下に住む人たちをはじめ、貧困層や若年層への住宅支援を拡大し、高齢者の基礎年金の引き上げなどの計画を明らかにしました。
 
成長基盤を構築する政策としては、世界のメモリー半導体市場における優位性を維持するための投資や原発の輸出の支援などを上げました。
 
尹大統領は、5月の補正予算が国会での超党派による協力により無事成立したことに触れながら、「経済の不確実性が続いている時期なだけに、国会で法定期限内に予算を成立させることで、国民の負担を軽減し、未来の成長を後押ししてほしい」と呼びかけました。

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