尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領は、今月末に予定されているアメリカへの国賓訪問の際、アメリカ上下両院の議員を前に演説することになりました。  
 
韓国大統領のアメリカ議会での演説は、2013年5月に当時の朴槿恵（パク・クネ）大統領が行なって以来、10年ぶりです。
 
大統領室の報道官によりますと、尹大統領は5日、韓国を訪れているアメリカのマッコール下院外交委員長と面会し、アメリカ上下両院合同会議での演説の要請を受けたということです。
 
尹大統領は、「韓米同盟から70年という節目の年にアメリカ議会で歴史的な演説を行うことになり嬉しい」と語りました。
 
尹大統領は、「インフレ抑止法の施行にあたって、最近発表された詳細規定により韓国企業も補助金を受けられるようになったことを歓迎する」としたうえで、韓国企業がアメリカに投資する際の不安材料を減らすため、アメリカ議会の関心と支援を呼びかけました。
 
これに対してマッコール委員長は、「韓米同盟の強化に向けた両国政府の努力を支持する。尹大統領の国賓としてのアメリカ訪問が成功裏に行われるよう、アメリカ議会も党派を超えて最大限支援する」と述べました。
 
尹大統領との面会には、マッコール委員長をはじめ、アメリカ下院議員9人と上院議員1人が出席したということです。