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がん細胞破壊するナノ物質 韓国の大学教授チームが開発

Write: 2011-06-27 13:39:32

韓国の研究チームが、磁気を浴びると高熱が発生し、がん細胞を消滅させるナノ磁性微粒子の開発に成功しました。
ソウルの延世大学化学科のチョン・ジンウ教授のチームは、がんに侵された実験用ネズミにナノ磁石を利用した温熱がん治療を行った結果、がん細胞が完全に消滅し、抗がん剤より優れた効果があることを確認しました。温熱治療は、がん細胞が42度以上の高い温度で破壊するという原理を利用してがん細胞に熱を当てて消滅させる治療法で、電流を流すとナノ磁石が180度回転して熱を出し、がん細胞を破壊します。
こうしたナノ磁石を利用した温熱治療は一部の国が試みていますが、チョン・ジンウ教授のチームが開発に成功した15ナノ磁性微粒子は、発熱の効率が最大で30倍高いがん治療法とされています。
チョン・ジンウ教授のチームは、15ナノ磁性微粒子を使ったがん治療法が臨床実験を経て5年後には新しいがんの治療法として定着するものと期待しています。
チョン・ジンウ教授のチームの研究成果は、国際学術誌「ネイチャーナノテクノロジー」の26日付けの電子版に掲載されました。

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