19日の朝中部地方に近づいた台風7号は、勢力を次第に弱め、正午過ぎには韓半島から東海に進み、温帯低気圧に変わりました。
これにより、京畿道(キョンギド)全域、江原道（カンウォンド）北東部などに出されていた台風注意報は、午後0時30分までに全て解除されました。
台風の影響で、19日未明、慶尚北道（キョンサンブクド）尚州（サンジュ）市では、家の壁が突然崩れ、中にいた83歳の女性が死亡する事故がありました。
また、済州島漢拏山（ハンラサン）では、300ミリを超える雨が降り、入山が全面的に禁止され、海水浴場の利用も禁止されました。
さらに、全国2万6000世帯で停電が起きましたが、午前6時までに復旧が終わっています。
このほか、街路樹が倒れ、住宅の屋根が風に飛ばされたりして、全国各地で被害が相次ぎました。
台風の影響で、国内線や国際線の空のダイヤにも乱れが生じ、済州島を離着陸する航空便80便が欠航となったほか、仁川発フィリピン、マニラ行きの航空便など、国際線4便が欠航となりました。