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北韓が南北合同文化行事の中止を通知 
北韓は平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックに先立ち、韓国と合同で実施することにしていた文化行事を中止すると通知しました。 統一部によりますと、29日夜、北韓が来月4日に北韓の金剛山(クムガンサン)で行うことになっていた南北合同文化行事を中止すると、韓国に通知してきたということです。 理由について、北韓は「韓国メディアが北韓の真摯な措置を冒涜(ぼうとく)しているから」としたうえで、「北韓内部で行われる祝賀行事まで問題視しており、合意された行事を取り消す」としているということです。 内部の祝賀行事とは、北韓が準備を進めているとされる来月8日の軍の創立を祝う大規模な軍事パレードを意味するものとみられています。 最近、北韓が平壌(ピョンヤン)の飛行場で大規模な軍事パレードの準備をしている様子が衛星写真で捉えられています。 韓国政府は、北韓の一方的な通知に対し、「極めて遺憾に思う」としたうえで、「南北関係改善の一歩を踏み出した中、南北が相互尊重と理解の精神にもとづき、合意事項は必ず履行しなければならない」と強調しました。 北韓が金剛山での南北合同文化行事の中止を通知したことで、31日に始まる予定の馬息嶺(マシンニョン)スキー場での合同練習など、ほかの南北合同行事への影響が懸念されています。
2018-01-30

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平昌パラリンピックでも南北合同入場へ 韓半島旗も使用
3月9日に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピックの開会式で韓国と北韓が合同入場し、韓半島旗を掲げて入場する見通しとなりました。 IPC=国際パラリンピック委員会は29日、ドイツ・ボンで開かれた理事会で北韓の平昌パラリンピック参加を承認し、開会式での南北合同入場や韓半島旗の使用を認めました。 具体的な内容は、今後、南北が実務協議を経て確定する見通しです。 南北合同入場が実現すれば、パラリンピック史上、初めてとなります。 パラリンピック参加が承認されたのは、北韓選手2人、役員6人だということです。 北韓は2012年にロンドンで開かれた夏のパラリンピックに1人の選手が参加していますが、冬のパラリンピックに参加するのは初めてで、去年12月から、平昌冬季オリンピック参加を目標に、ノルディックスキー選手2人が厳しいトレーニングを受けてきたもようです。 北韓は今月17日に開かれた南北の実務者協議で、平昌パラリンピックにも参加する意向を表明しています。
2018-01-30

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雪上競技 (1月29日放送)
平昌オリンピックの金メダルは合計102個ですが、その中の49%、50個が雪上競技のメダルです。 アルペンスキー、クロスカントリースキー、フリースタイルスキー、スキージャンプ、ノルディック複合、スノーボード、バイアスロンまで合計7競技がこの雪上競技に含まれます。 特にスキージャンプは韓国でも映画「国家代表」で描かれたので関心を集めています。スキー板を履き、急傾斜面を時速90Km以上で滑り降りてきてジャンプ台から飛び出す姿はまるで鳥が飛んでいるように美しいものです。 では韓国選手がこのようなスキー競技でオリンピックに出場したのはいつからでしょうか。韓国のスキー競技の歴史についてスポーツ評論家のチェ・ドンホさんに聞いてみましょう。 韓国は冬季オリンピックでは氷とは仲が良い反面、雪とはあまり親しくないようです。韓国のスキーではじめてオリンピックに出場したのは1960年のアメリカ、スコーバレー大会からです。アルペンスキーの滑降にイム・ギョンスン選手が出場し61位を記録しました。キム・ヒユン選手はクロスカントリーの15kmに出場し最下位に終わりました。韓国人ではホ・スンウク選手がオリンピック5大会連続出場の記録を持っています。長野オリンピックのアルペンスキーの回転では21位になりましたが、それが韓国の持つオリンピック最高成績でした。そしてクロスカントリーではイ・チェウォン選手が、今年37歳の選手ですが、韓国クロスカントリーを代表するエースとして活躍しています クロスカントリーのイ・チェウォン選手は今年37歳のママさん選手で、故郷が今回のオリンピック会場のある平昌です。高校在学中に国家代表に選抜され15年以上国家代表を続けてきました。国内の国体では63個の金メダルをとっており、この数字は夏と冬の国体を通して個人通算最多記録です。 またモーグルスキーのソ・ジョンワ選手も注目されます。去年の3月に平昌で開かれたモーグルのワールドカップで韓国の女子選手では歴代最高の6位に入賞しました。ではその他に注目される選手には誰がいるでしょうか。スポーツ評論家のチェ・ドンホさんです。 フリースタイルスキーのチェ・ジェウ選手とスノーボードのパラレル大回転に出場するイ・サンホ選手が注目されます。特にフリースタイルのチェ・ジェウ選手は現在世界ランキングが4位です。ワールドカップで4位、5位につけている選手なのでメダルも期待できるのではないでしょうか。 スノーボードのイ・サンホ選手は2013年に世界ジュニア選手権大会で9位に入った選手です。 フリースタイルのチェ・ジェウ選手はモーグルに出場しますが、モーグル競技は2回の空中回転がポイントです。コースの中間に二つのジャンプ台がありますが、ここでターンとジャンプ技術を競います。またバイアスロンにはロシア国籍から帰化した二人の選手も出場し、メダルを狙います。 それでは韓国選手以外の注目選手には誰がいるのでしょうか。スポーツ評論家のチェ・ドンホさんです。 オーレ・アイナル・ビョルンダーレン選手はノルウェーのバイアスロンの選手です。43歳で冬季オリンピックでこれまでに13個のメダルをとっており、これは歴代最多のメダル数です。夫人もバイアスロンの選手なのですが、オリンピックで金メダル3個、銅メダル1個をとっています。つまり夫婦あわせたオリンピックのメダル数が17個、この記録を平昌ではどれだけ更新するるか注目されます。 韓国がこれまでに歴代の冬季オリンピックで獲得したメダル数は合計53個です。そしてこれはすべて氷上競技、スケートでとったものです。果たしてこの記録を書き換えて、今回のオリンピックでは雪上競技、スキーでもメダルをとることができるのでしょうか。期待したいものです。 (Photo:Yonhap)
2018-01-29

平昌冬季五輪便り

21カ国首脳級 平昌五輪へ
来月9日に始まる平昌冬季オリンピックの期間中、21カ国から26人の首脳級が韓国を訪れます。 大統領府青瓦台の関係者が29日に明らかにしたところによりますと、オリンピック期間中21カ国から首脳級が韓国を訪れ、このうち16カ国の首脳級が開会式に出席するということです。 文在寅大統領はこのうちオリンピック期間中14人の首脳級と会談する予定です。 一方、日本のメディアによりますと、安倍晋三首相は9~10日の2日間の日程で韓国を訪れ、開会式に出席します。 開会式に先立ってオリンピック開催地の平昌のホテルで文在寅大統領と首脳会談を行います。
2018-01-29

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平昌冬季五輪 過去最大規模に
来月9日に始まる平昌冬季オリンピックは過去最大規模になる見通しです。 平昌冬季オリンピック組織委員会によりますと、今大会には92カ国から選手団2925人が参加することが決まりました。 これは冬季オリンピック史上最大の規模です。 これまで最も多くの国と選手団が参加したの2014年のソチ冬季オリンピックで、88カ国から選手団2858人が参加しました。 平昌冬季オリンピックはソチ冬季オリンピックより参加国では4カ国、選手団は67人多くなっています。 開催国の韓国は今大会15種目に144人が、北韓は5種目に22人が参加します。 オリンピック史上初めて南北合同チームを結成した女子アイスホッケーは韓国の選手23人と北韓の選手12人が参加します。 一方、アメリカは冬季オリンピック史上最も多い242人が、次いでカナダは230人が参加します。 日本も過去最多の123人を派遣します。
2018-01-29

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平昌冬季五輪 各国首脳級が韓国へ
日本の安倍晋三首相をはじめ各国の首脳級16人が平昌冬季オリンピックの開会式に出席する見通しです。 日本からは安倍晋三首相が開会式に出席する意向をすでに表明していて、アメリカからはペンス副大統領の出席が決まっています。 アメリカからはトランプ大統領の妻のメラニア夫人、あるいは娘のイヴァンカ大統領補佐官がペンス副大統領とともに平昌を訪れる見通しです。 次の冬季オリンピック開催国の中国からは、開会式に共産党中央政治局序列7位の韓正(かん・せい、ハン・チェン)常務委員の出席が決まっていて、閉会式にはさらに序列上位の常務委員が出席する見通しです。 このほか、フランスのマクロン大統領、カナダのトルドー首相、ドイツのシュタインマイアー大統領などの出席も決まっています。 一方、北韓からはナンバー2の崔竜海(チェ・リョンヘ)党中央委員会副委員長、あるいは金正恩労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党政治局員候補が訪問する可能性もあり、文在寅大統領やアメリカのペンス副大統領との会合が実現するかどうかに関心が寄せられています。
2018-01-29

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平昌五輪 今週から南北交流イベント開始に
北韓の平昌冬季オリンピックの参加に向けて、韓国と北韓の施設をそれぞれ訪問していた南北の視察団の日程がすべて終わり、今週から南北の交流イベントが本格的に始まるものとみられます。 韓国と北韓のスキー代表選手団は、北韓の江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)市にある馬息嶺(マシンニョン)スキー場で、今月31日にも1泊2日の日程でアルペンスキーとクロスカントリースキーの合同練習を行う予定です。 また、2月4日には、北韓の金剛山(クムガンサン)にある金剛山文化会館で、北韓住民300人と韓国からの訪問客300人が出席したなか、韓国と北韓のアーティストが1時間ずつ公演することが事実上確定しています。 続いて、2月6日には、先週視察団として韓国を訪問した玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長率いる三池淵(サムジヨン)管弦楽団の団員140人が陸路で韓国に入り、8日には江原道江陵(カンヌン)市で、11日にはソウル市で公演する予定です。 さらに、平昌オリンピックの開幕を2日控える2月7日には、北韓の応援団230人とテコンドー演武団30人が韓国入りするものとみられます。 一方、北韓の高官級代表団の構成員や訪問日程は現在未定で、平昌オリンピック開幕の直前に詳細が決まるものとみられます。
2018-01-29

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韓国スキー選手 チャーター便で北韓へ
平昌冬季オリンピックに先立って南北のスキー選手が北韓の馬息嶺スキー場で合同練習を行うことになっていますが、韓国の選手らはチャーター便でスキー場付近の飛行場へ向かうことが分かりました。 韓国統一部の報道官は29日の定例記者会見で、韓国の選手らがチャーター便でスキー場付近の飛行場へ向かうことが決まったとしたうえで、北韓側が諸般の便宜を提供することになっていて、飛行場の使用料や領空通過料は支払わないとしました。 また、アメリカの独自制裁で北韓に寄航した航空機は180日間アメリカに入ることができないことについて、そうした懸念を承知しているとしたうえで、南北合同行事についてはアメリカや国際社会と緊密に協議していると語りました。 アメリカは昨年9月、北韓を経由した船舶や航空機について180日間アメリカに入ることを禁止する制裁措置を取っています。 韓国の選手らは早ければ31日から2日間、北韓の馬息嶺スキー場で合同練習を行う予定です。
2018-01-29

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韓日首脳 平昌開会式前に会談へ
文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍晋三首相は、来月9日、冬季オリンピックが開かれる平昌で首脳会談を行う予定であることがわかりました。 日本のメディアが外交筋の話として26日、伝えたところによりますと、両首脳は平昌オリンピック開幕日の来月9日、開会式に先立って会場近くで首脳会談を行う方向で両政府が調整を進めているということです。 文大統領と安倍首相による首脳会談はこれが3回目、 安倍首相の韓国訪問は2015年11月以来2年3か月ぶりです。 安倍首相の韓国訪問が実現し、韓日首脳によるシャトル外交の再開に期待が寄せられています。
2018-01-27

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軍事パレードで全兵器誇示か 統一部長官が観測
北韓は、来月8日、軍の創立を祝う大規模な軍事パレードを平壌(ピョンヤン)で行う準備を進めていますが、韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官は、このパレードに北韓は、保有するほぼすべての兵器を誇示する可能性があるという見方を示しました。 北韓はこれまで4月25日としていた朝鮮人民軍創建日を、1948年に正規軍が創設された2月8日に戻すことを23日、明らかにしました。 これについて趙明均長官は26日、ソウルで開かれたシンポジウムで講演し、「8日の軍事パレードは、ICBM=大陸間弾道ミサイルなど北韓が保有するほぼすべての兵器を展開する大掛かりなものになる可能性がある。こうした動きは、政権樹立70周年を迎えることし、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の後継者としての位置づけを内外にアピールする狙いがある」と述べました。 そして趙統一部長官は、「平昌(ピョンチャン)オリンピック後も、南北対話を継続させ、北韓の核問題解決に向けた転機をつくることが重要であり、米朝間で対話が始まるかどうかが局面転換のカギになると思う。韓米合同軍事演習はパラリンピックが終わる3月25日まで延期されており、それまでに米朝対話が始まるよう努力することが求められている」と述べ、米朝対話の重要性を強調しました。
2018-01-27

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