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モーグルのチェ・ジェウ 決勝2回目で失格
オリンピックのスキー種目での韓国初のメダル獲得が期待されていたフリースタイルスキー男子モーグルのチェ・ジェウが、12日に行われた決勝2回目で転倒して失格し、メダル獲得はなりませんでした。 チェ・ジェウは、フリースタイルスキー男子モーグル 決勝1回目で10位となり、12人が競う決勝2回目に進みましたが、転倒して失格となりました。 一方、スピードスケート女子1500メートルのノ・ソンヨンは、メダル獲得には及びませんでしたが、自らのオリンピック記録を塗り替えました。
2018-02-13

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スノーボード・ハーフパイプ女子の金メダリスト クロエ・キム
スノーボード・ハーフパイプ女子、ダントツ1位で決勝進出を決めたアメリカのクロエ・キム選手。アメリカのスポーツメディアが一斉に注目しているワールドランキング1位を誇る選手です。 そのクロエ・キム選手、韓国でも熱い視線が注がれています。韓国系アメリカ人だからです。 予選に臨む前、キム選手はこう話しました。 「両親の国で初めてオリンピックに出られて、とてもうれしく思います。 ベストを尽くします」 クロエ・キム選手は、韓国人の両親のもと、アメリカ・カリフォルニアで生まれました。2000年生まれの17歳です。 キム選手がスノーボードを始めたのは4歳の時。6歳でアメリカのナショナルチャンピオンシップで3位になるなど、幼いころからスノーボードで頭角を現しました。そんなキム選手を、父親のキム・ジョンジンさんは午前4時に車に乗せ、スキー場に向かい、夜中の12時に連れて帰宅するという生活を続けました。往復10時間の運転をいとわなかったキムさんの娘へのサポートはアメリカでも大きな話題となり、キムさん親子のこうした姿を撮ったオリンピック関連の広告が、スーパーボウルの期間中に流れたといいます。 そんな父親の愛情に応えるかのように、キム選手は、予選前の記者会見でこう話しています。 「プレッシャーを感じないようにしています。プレッシャーは競技の妨げになるだけです。知らず知らずのうちにプレッシャーを感じていたとしても、「みんなが私のことを信じてくれて、私がうまくやってのけることを分かっているから、私への期待が大きいのね」と、前向きに考えることにしています」 プレッシャーをものともせずに育ったせいか、キム選手はくったくのない無邪気さをあらわにしています。 予選1回目を終えたあと、自らのSNSに「アイスクリームが食べたい」と書き込みました。そして、予選終了後のインタビューで、 「予選1回目を終えて2回目を待っているとき、アイスクリームが目に入ってきました。早く予選を終わらせて食べようと思いました」と話し、笑いを誘いました。 この数年間、毎年両親と韓国に旅行に来ていたというキム選手が好きなのは、アイスクリームとトッポッキ、そして歌手のCLだといいます。世界的な注目を浴びる選手ですが、普段はまったく普通のティーンエイジャーのキム選手、13日午前、スノーボードハーフパイプの決勝で、98.25を記録し、金メダルを獲得しました。 満点に近い点数ですが、まだ17歳。キム選手のこれからの活躍を、世界中が期待で見守っていくことでしょう。 オリンピック選手村の食堂 今回の平昌オリンピックは、スキーなどの屋外競技は山岳エリアの平昌、一部ジョンソンで、屋内種目は海岸エリアのカンヌンでおこなわれています。では平昌には体育館のような屋内競技場がないのかというと、そうではありません。竜平ドームと呼ばれる室内氷上競技場があります。オリンピックの期間中、平昌選手村の食堂として使われています。選手村の食堂は、平昌とカンヌンの2ヶ所にあり、平昌選手村の食堂は、3900人余りの選手を24時間体制で受け入れています。 食事を担当している新世界フードは、この1年余りの間、西洋料理やアジア料理をはじめ、ベジタリアンのための料理やハラルフードなど400余りのメニューを開発しました。多様なメニューが、朝、昼、晩、夜食まで一日4回提供されています。平昌選手村の食堂で使用される食材はおよそ1100種類、消費される食材は25-30トンです。また、食中毒を予防するため、ハンバーガーや家禽類はウェルダン、つまり肉の中までよく焼くのが原則で、万が一のために警察や消防隊員が常駐しています。 平昌選手村の食堂で人気のあるのは、果物と、ハンバーガーやステーキなど牛肉類で、韓国の料理では、チャプチェ、チャンチクッス、キムパプが人気メニューだそうです。チャプチェは韓国春雨の炒め料理で、キムパプは海苔巻きのことです。チャンチクッスとは熱い汁の麺料理で、チャンチは宴会やお祝い事を意味し、クッスはそうめんで、文字どおりおめでたい場でもてなされていたことからこう呼ばれています。いまでは普通に食べられていますが、英語で「フェスティバルヌードル」と訳されていることから、縁起がいいと思われているのが人気の秘訣ではないかという話もあります。 平昌選手村の食堂のもっとも大きな特徴は、ベーカリーが充実していることです。遠く離れた工場でパンを焼いて持ってくるのではなく、ベーキングセンターを独自に設け、毎日焼きたてのアツアツのパンが食べられるようになっています。そのために50人のパティシエが勤務しています。ちなみにシェフは150人。いずれも一日4交代制で勤務しています。食堂で働く人たちが一番つらいのは、家族と離れ離れになっていることですが、IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ委員長が、「食事について選手たちの苦情がないオリンピックは初めてだ」と感謝の言葉を述べるなど、やりがいを感じているということです。 (Photo : Yonhap)
2018-02-13

平昌オリンピック便り

李洛淵国務総理 大島衆院議長と会談
李洛淵(イ・ナギョン)国務総理は12日、政府ソウル庁舎で韓国を訪れている大島理森衆院議長と会談しました。 大島理森衆院議長は、12日の韓日議会未来対話への出席や平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック競技の観戦のため、今月10日から3日間の日程で韓国を訪れています。 会談で李総理は、大島議長の韓国訪問を歓迎し、「今回の平昌オリンピックと2020年の東京オリンピックをきっかけに、両国国民間の交流と協力が強化されることを期待する」と述べました。 これに対して大島議長は、温かいもてなしに感謝の意を示したうえで、「韓日議会未来対話で両国関係の発展に向けた率直で有意義な意見交換が行われた」と伝えました。 2人は、21世紀の新しい韓日パートナーシップの構築をうたった、金大中大統領・小渕恵三首相による1998年の「韓日パートナーシップ宣言」からことしで20年になることを強調し、共同宣言の協力精神にもとづいて、両国関係のさらなる発展に向けてともに努力していくことで一致しました。
2018-02-13

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アイスホッケー女子南北合同チーム 1次リーグ敗退
アイスホッケー女子の南北合同チームが、スイスに続いてスウェーデンとの対戦でも大差で敗れ、平昌(ピョンチャン)オリンピック1次リーグ敗退が決まりました。 平昌オリンピックのアイスホッケー女子の1次リーグ第2戦が12日、行われ、B組の南北合同チームは、世界ランキング5位のスウェーデンと対戦し、0対8で敗れました。 世界ランキング22位の韓国と25位の北韓による南北合同チームは、初戦のスイス戦でも同じスコアで負けていて、14日の日本戦の結果にかかわらず1次リーグ敗退が決まりました。 スウェーデン戦では、スイス戦で指摘された守備のもろさが依然として露呈し、第1ピリオドに4点、第2ピリオドに1点、第3ピリオドに3点を奪われ、世界の強豪の壁の高さを痛感する試合となりました。 南北合同チームは14日、9位の日本との1次リーグ最終戦に臨みます。
2018-02-13

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IOC会長 平昌五輪後、北韓訪問へ
IOC=国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長が平昌冬季オリンピックが終わったあと、北韓を訪れる予定であることがわかりました。 AFP通信が報じたところによりますと、IOC報道官は、バッハ会長が、先月20日に開かれた北韓のオリンピック参加をめぐるIOCと韓国、北韓間の協議で、北韓から訪朝を要請されていて、平昌冬季オリンピックが終わったあと、北韓を訪れる予定だと12日、明らかにしたということです。 この報道官は、「まだ正確な日程は決まっていない」と説明したということです。 これに先立ちロイター通信も、IOCの消息筋の話として、バッハ会長がIOCと韓国、北韓間の合意事項として、平昌オリンピックが終わったあと、北韓を訪れることになると報じています。 この消息筋は、訪問の時期について平昌オリンピック以降のある時点としながらなも、訪問の際の議題については言及しませんでした。 バッハ会長は、平昌オリンピックの開会式の翌日、マスコミとのインタビューで、南北の選手団が合同で入場する姿を見て「心を打たれ」と感想を語っています。
2018-02-13

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北韓の金正恩委員長 高位級代表団から報告
北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が12日、妹の金与正(キム・ヨジョン)氏ら高位級代表団から韓国訪問の結果報告を受けたもようです。 朝鮮中央通信が13日、報じたところによりますと、金正恩委員長は12日、高位級代表団から韓国訪問の結果報告を受けたあと、「今回のオリンピックをきっかけに、南北の強烈な熱望と共通した意志による和解と対話の良い雰囲気をさらに昇華させ、継続して素晴らしい結果を築いていくことが重要だ」として、今後、南北関係の発展方向を具体的に提示し、実務対策を立てるよう指示したということです。 一方、朝鮮総連=在日本朝鮮人総連合会の機関紙、「朝鮮新報」は12日、金委員長が新年のあいさつで、南北の情勢を緊張させることをこれ以上してはならないと強調したことに触れ、「南北対話や関係改善の流れが続く間、北韓が核実験や弾道ミサイルの試験発射に踏み切らないとみるのは、論理的にも現実的にも妥当性がある」と報じました。 北韓の立場を内外に伝えるメディアが、北韓が核実験や弾道ミサイルの発射を中止する可能性があると報じたのは初めてです。
2018-02-13

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ショートトラック女子3000メートルリレー 韓国が劇的に決勝進み
10日に行われたショートトラックの女子3000mリレー準決勝で、ドラマチックな場面が繰り広げられました。 合計27周する3000mリレー4周目に、チームの末っ子17歳のイ・ユビンがタッチをする前にバランスを崩して転んでしまったのです。 次の走者のキム・イエジョンはすでにスタートし、イ・ユビン選手が後ろからお尻にタッチするのを待ち構えていました。そのためその次の走者だったチェ・ミンジョンが転倒しているイ・ユビン選手のところに滑って行き、手と手でタッチし滑り出します。 この時点ですでに一緒の組にいたカナダ、ハンガリー、ロシアの選手は半周ほど先を滑っていました。 それでも必死に追いかけます。するとまさかの奇跡が起こりました。 11周目には3位で滑っていたハンガリーをまず追い抜きます。 8周目にはシム・ソッキが1位で滑っていたカナダさえ追い抜き、先頭に立ちます。 そして韓国チームはそのまま先頭でゴールし、記録も4分06秒387とオリンピック記録も塗り替えました。 試合後、カナダの選手は「転倒した時点でもう戻ってこないと思った。しかし彼女たちは凄かった」と述べ、アメリカNBCの解説委員も「どれほどの距離を離せば韓国に勝てるのだろう」と語りました。 代表チームはその間、試合の最中に発生し得るあらゆる場面に備えて練習をしてきました。選手同士の衝突、相手選手の反則、同じチームの選手が転倒した時など。そのため試合終了後、キム・イエジンは「普段から転んだ時に備えて練習をつんできました。それで自然に対処できたのです」と語っていました。 2.女子のアイスホッケー南北合同チームの初戦 今回試合の勝ち負けに関係なく、一番注目を集めているのがこの種目でしょう。 女子のアイスホッケー南北合同チームです。 10日に行われた1次リーグの初戦、江陵の会場では文在寅大統領夫妻はもちろん金正恩労働党委員長の妹の金与正党第1副部長、金永南最高人民会議常任委員長も観戦しました。 試合はソチオリンピックで銅メダルに輝いた強豪スイスでした。 結果は8対0の完敗でした。 合同チームの監督を務めるマリー監督は試合前のインタビューでは 「新たに選手が加わったり、新しいシステムを教えたりと、いろいろなことがあったが、初戦に向けて自信を持てている。チームはこれ以上にないくらいうまくまとまっていて満足している」とチームワークに自信をのぞかせていましたが、試合後のインタビューでは、「特別な日でした。最初のオリンピックの試合、それも南北合同チームでの試合、特別でした。今日は負けてしまいましたが、私たちにはまだ試合が残っています。選手たちと共に、次の試合に最善を尽くします」と話していました。 試合の結果とは別に、会場にいた観客はみんな、南北合同チームという事実だけで大きな感動を胸にしたようです (Photo:Yonhap)
2018-02-12

平昌オリンピック便り

フィギュア団体戦 惜しくも予選落ち
平昌冬季五輪は11日、フィギュアスケート団体戦が行われ、韓国のチェ・ダビンは個人最高得点を獲得するなど善戦しましたが、韓国チームは予選落ちしました。 オリンピック初出場のチェ・ダビンはフィギュアスケート団体戦の女子シングル・ショートプログラムで65.73点を獲得、これまでの個人最高得点66.66点を3.07点上回りましたが、予選落ちしました。 同じくオリンピック初出場のチャ・ジュンファンはフィギュアスケート団体戦の男子シングル・ショートプログラムに出場、77.70点を獲得、6位となりました。 2人とも初めてオリンピックというプレッシャーを抱えての出場でしたが、最善の演技を披露し、拍手を浴びました。 一方、韓国は男子ショートトラック1500メートルでイム・ヒョジュンが金メダルを獲得、11日までメダル獲得ランキング6位となっています。
2018-02-12

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文在寅大統領の訪朝 道のりは険しい
北韓側が文在寅大統領の訪朝を要請し、南北首脳会談の可能性に関心が寄せられています。 北韓の金正恩労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)氏は10日、大統領府青瓦台で文在寅大統領と会談した席で、訪朝を要請するとの金正恩労働党委員長のメッセージを口頭で伝えました。 文在寅大統領はこれに対して、「条件を整えて実現させよう」と答えたということです。 こうした動きについて、韓国はアメリカや日本と連係して北韓に対する圧力を強化していくことにしていて、文在寅大統領が近い時期に平壌を訪問する可能性は低いとの見方が大半を占めています。 北韓は南北関係改善に前向きな姿勢を示しましたが、「核武力の完成」を宣言し、大陸間弾道ミサイルの発射を繰り返していて、「非核化」については一切言及していません。 平昌冬季オリンピックの開会式に出席したアメリカのペンス副大統領は、滞在中に北韓の高官らに会うことなく、「韓国や日本と緊密に連係して北韓に対する圧力を強化する」との立場を強調しました。 こうした中で文在寅大統領が平壌を訪問する可能性は低いと見られます。 文在寅大統領が訪朝の要請に対して、「まずは米朝の対話が必要だ」と強調したのもこうした現実を踏まえたものと受け止められています。 関係筋はこの問題について、南北の首脳が対話を進めるのは望ましいことだが、この時期に南北首脳会談に応じるのは韓米関係にマイナスの影響を及ぼし、文在寅政権を窮地に追い込む結果を招きかねいないと指摘しています。
2018-02-12

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金与正党第1副部長ら 北韓に戻る
平昌(ピョンチャン)オリンピックに合わせて韓国を訪れていた北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹である金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長ら北韓の高位級代表団が11日夜、北韓に戻りました。 高位級代表団の韓国滞在の最後日となった11日夜、三池淵(サムジヨン)管弦楽団の公演には、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長を含む北韓の高位級代表団がともに出席して公演を観覧しました。 公演では、韓国のアイドルグループ「少女時代」のメンバー・ソヒョンさんがステージに上がり、北韓の楽団の歌手とともに、南北統一を願う韓国の歌「我らの願い」などを披露し、大きな拍手を受けました。 一方、文在寅大統領は、公演に先立って、公演場内の別室で金与正党第1副部長や金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と面談しました。 この席で金与正党第1副部長は、「今回の訪問で、文在寅大統領と意見を交わし、これからも度々再会できるきっかけが作られた。再会の希望を抱いて北韓に戻りたい」と述べました。 これに対し文在寅大統領は、「私たちの出会いこそ大切なことである。この出会いの小さな火種が大きな炎になれるように、これからも南北間の協力を進めていきたい」と述べました。 三池淵管弦楽団の韓国での公演は、平昌冬季オリンピックの開催を祝って、8日の夜8時に江原道(カンウォンド)江陵市の江陵アートセンターで、11日の午後7時にソウル市の国立劇場でそれぞれ開かれました。 北韓の高位級代表団は、三池淵管弦楽団のソウル公演を最後に2泊3日間の韓国訪問の日程を終え、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官の見送りを受けながら夜10時半頃に専用機で北韓に戻りました。 金正恩労働党委員長の特使として9日から2泊3日の日程で韓国を訪れていた金与正党第1副部長は、10日に大統領府青瓦台で文大統領と昼食をはさんでおよそ3時間近く会談したほか、アイスホッケー女子の南北合同チームの試合や11日に開かれた北韓の三池淵(サムジヨン)管弦楽団の公演などに出席し、文大統領と4回会いました。
2018-02-12

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