メニューへ 本文へ
Go Top

特別番組

3. バイデン政権発足、韓米ミサイル指針終了

2021-12-31



アメリカでバイデン政権が発足し、韓米関係も少なからず変化しました。
バイデン大統領は就任早々にトランプ前政権からの大幅な政策転換を打ち出し、同盟重視の姿勢を強調しました。
韓国駐留アメリカ軍に対する防衛分担金を過度に要求することはなくなり、一方で韓米ミサイル指針は撤廃されるなど、トランプ前政権でぎくしゃくしていた両国関係は、新たなレベルの同盟関係構築に向けて動き出しました。
文在寅大統領は5月にアメリカを訪問、バイデン大統領と首脳会談を行い、新型コロナウイルスやワクチンと関連した協力、半導体や電気自動車用のバッテリーのグローバルサプライチェーンと関連した協力、情報通信技術や宇宙開発と関連した協力を進めることで合意しました。
最も注目を集めたのは韓米ミサイル指針の撤廃です。
韓米ミサイル指針は、アメリカが韓国のミサイルの射程を800キロメートルまでに制限するという合意です。
韓米ミサイル指針は韓国側の求めで段階的に制限が緩和され、2017年7月に弾頭重量の制限はなくなりましたが、射程800キロメートルの制限は残っていました。
指針が撤廃されたことで韓国は射程距離の長い弾道ミサイルを独自開発することができるようになり、激変する北東アジアの安全保障状況により柔軟に対応することができるようになります。
中国やロシアまでも射程圏に入る弾道ミサイルを開発することができるようになったことで、北東アジア地域における軍事バランスを維持することにも寄与するものとみられます。

Photo : KBS, YONHAP News

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >