メニューへ 本文へ
Go Top

ライフスタイル

食事はおごる、それとも割り勘

2018-04-09

玄海灘に立つ虹

韓国だと年上の人と食事に行くと、食事代は年長者が出すのが当たり前みたいなところがありますよね。私も学生時代、先輩と食事に行くとよく出してもらっていました。そして今、今度は私のことを「オンニ、お姉さん」と呼んでいる年下の人たちと食事にいく機会も増えてきました。やはり、年下の人には私がおごるのがマナーですか、それとも日本式の割り勘でもオーケーですか?


韓国では食事に行けば、男性と女性では男性が、上司と部下だったら上司が、先輩と後輩だったら先輩がおごるのが習慣でした。また友達同士で行く時にも、その中の一人が払うことが多かったようです。しかし最近はずいぶん違ってきました。

デートの時にも、友達や職場の集まりでも割り勘が多くなってきました。割り勘用のアプリも登場し、カードで払うことの多い韓国、アプリをつかい互いの口座にその場で送金ということもあるようです。銀行では「ラブダッチペイ」「ダッチペイサービス」などのスマートフォンによる簡単送金サービス用のアプリを相次いで出しています。

実は先日のオリンピックの時にこんな記事がありました。「江稜の食堂で外国人客が割り勘で現金で一人ひとり計算をして、かつ何十ウォンまできっちり分けるのでレジの前には長蛇の列ができ、お店の人が困っている」というものでした。飲食店でもコンビニでもそんな光景が多く見られたということです。外国では当たり前の光景ですが、韓国では割り勘にするにしても一人が代表して払い、その後で払った人の口座に他の皆が、その場で送金するという方法が多いようです。

友達同士、職場の仲間などというときには割り勘でも、デートとなるとやはり相変わらず、最初は男性が出すというのが多いかもしれません。あるいは食事は男性がだし、お茶は女性がというところでしょうか。

最後に私たちアジュマのケースをご紹介しますと、アジュマたち、昔は誰か一人が払っていたものでしたが、最近は変わってきました。私の陶芸の仲間のアジュマたちは一定額の会費を払い、その集めたお金のなかから毎回食事代を出していました。会費がなくなればまた集めます。但し、アジュマたちの場合、誰か一人が今日は私が出すわ、という場合があります。何かおめでたいことがあった時です。子供が大学に合格したとか、就職したとか、結婚するとか。韓国では何か良いことがあればそれを周りにおすそ分けする意味で、食事をおごることがよくあります。そうすればおごられる方も遠慮なく、おごる方も気持ちよく食事ができます。

ということで彩さんもオンニといわれた相手に、いつもおごる必要はないものの、たまに何か気分が良い時、お金が入った時などにちょっとだけおごってあげると、人間関係の潤滑油の役割を韓国では果たしてくれますよ。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >