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垢すり

先日、主人の両親と日本に行ってきました。シオモニ、お義母さんと一緒に温泉にも入ったんですが、温泉で義理のお姉さんがお義母さんの背中をしっかりと垢すりしてあげていました。韓国の人は本当にお風呂で垢すりするのが好きですよね。どうして何でしょう?


まず韓国の風呂事情が日本とはだいぶ違います。日本のように浴槽でゆっくり温まるには、家ではだめでチンチルバンや大衆浴場に行かなくてはなりません。家にお風呂はあってもアパートなどはホテル式の浴槽なので、家ではシャワーをするだけという人が大部分です。

それでたまに大衆浴場やチンチルバンに行ったときには、全身の垢をしっかり落とそうとするのです。日本だとほとんど毎日、時には日に何度も浴槽のあるお風呂にはいってますから、わざわざ垢を流す必要もありませんよね。

それから韓国の男性のロマンの一つに結婚して男の子ができたら一緒に大衆浴場に行って息子に背中を流してもらう、裸の付き合いをするというのがあります。

一方、韓国のお母さんたちが大衆浴場で子供たちを洗っているのを見ると、本当に頭の先から、足の爪の先、足の指の間まで丁寧に洗ってあげている様子を良く見ます。私などは子供たちが幼いときに大衆浴場に連れて行っても、さっと洗って1人に10分くらいで終わった気がしますが、こちらのお母さんたちは子供一人に30分くらいかけて実に磨き上げている感じで洗ってあげます。

また年老いたお婆ちゃんは娘たちが同じように体の隅々まで洗ってあげています。あるいは垢すりおばさんに洗ってもらったりするわけです。お風呂では体の隅々までしっかりと磨き上げるという習慣が垢すり文化になっているのだと思います。

さすがに日本の温泉で垢すりするのはエチケット違反ですが、韓国では温泉でも垢すり可能なので、韓国で行く機会があれば彩さんもお義母さんの背中、流してあげてください。彩さんの背中もきっと洗ってくれますよ。ちょっと恥ずかしいですがね。

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