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先週も話しましたが、韓国では結婚式の招待状はばら撒くという感じでたくさん配ります。本人だけではなく親たちもたくさん配ります。もらった人もみんな来るわけではありませんが、お祝いのお金だけは送金するという人もいるようです。また相対的に結婚式に持っていくお祝いの金額が日本に比べると少ないようにも感じるのですがどうなんでしょう?

韓国ではこれは結婚式だけでなく、お葬式の場合もそうですが、行けない場合は誰か出席する人に頼んで代わりに持って行ってもらいます。出席しなくてもお金は出すということです。私も知り合いの結婚式に、友人たちから頼まれて封筒3つくらい持っていき出すことよくあります。出しておいてと頼まれて代わりに立て替えておき、後で自分の口座に送金してもらうというパターンです。

受付で封筒をいくつも出している人、韓国ではよく見る風景です。ですから結婚式の受付というのは非常に大切な役割を果たします。昔はお祝い金どろぼうがたくさんいました。関係者のふりをしてお祝いのお金の入ったかばんなどを持ち逃げするのです。それで結婚式の受付を頼まれたらとにかくお金をしっかり見張るのが第一番の役目になります。

また本人ではなく親の客というのもたくさん来ます。特に何人か子供がいれば最初の結婚の時、あるいは女の子よりも男の子の結婚の時に親の客はたくさん来ます。息子の結婚、つまり嫁をもらう結婚だからです。

そしてお父さんが定年退職する前に結婚してあげるのが一番の親孝行だという話も聞きました。お父さんはそれまでの人生でたくさんのお祝いを出してきたので、それを回収するチャンスだということです。退職後よりはやはり現役のほうがお客さんもたくさん来るという意味です。

親のお客が多いと結婚式場の入り口、受付の前に長い列ができることがあります。私の知り合いも100m以上の列が出来ていたことがありました。「本日はおめでとうございます」と挨拶して受付にお金をだすまでに30分近くかかったこともありました。

またお祝いの金額に関しては千差万別で、昔は日本に比べて少なかったようですが最近はホテルでの結婚式で洋食のフルコースが出るなんていう場合には、やはりそれ相応に食事代まで含めて包むことになります。そうするとお祝いの金額はそれにつられてより高額になります。

そして 結婚式の後、その集まったお祝いのお金をどうするかも問題になります。新郎新婦が全部もらうのか、親のお客の分は親がもらうのか。というのは、親は来てもらったお客には後でまた別に食事をおごることになるからです。日本のように引出物で終わりというわけにはいきません。それで親のお客の分は親がとる、という家もあるようです。ただこれは家ごとに違うと言えます。

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