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ライフスタイル

帰省の際の対話技術

2018-08-20

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

先週は帰省したときや、安否電話などで夫の母、シオモニと話すときにどんな話題が良いかについて相談しました。シオモニの趣味や得意分野の話をして、自慢話を引き出すようにというアドバイスをいただきましたが、では話を続ける、長引かせる秘訣はありませんか? 話を和気あいあいと進める秘訣、おしえてください。


先週の話でも彩さんは、シオモニと話をしてもすぐに話が途切れてしまうと言ってましたよね。そこで今週は話の話題ではなく、ずばり対話技術についてお話したいと思います。

これはやはりある主婦のブログに出ていた内容ですが、シオモニとの対話技術、その1は帰省の前に敬語の練習をするというものでした。会社に勤める主婦は普段から敬語を使う機会が多いですが、専業主婦だと日常生活の中で敬語を使う機会はあまり多くないので久しぶりに夫の実家の人々と会う前には敬語の復習をしていきましょう、というものです。

その2はシオモニの話に「あいづち」を打つ練習をしましょうということでした。まず、相手の目を見て微笑を浮かべながら、リアクションをすることで相手の話に関心を持っていることを示すことが大切です。韓国語のあいづちとしては「그래요?(そうなんですか)」「정말이에요?(本当ですか)」などが適切だということです。またあいづちのリアクションは大きくてもかまわない、むしろ大きいほど相手は満足するという指摘もありました。

そのほかにも「相手をほめよう」「シオモニの関心事を事前に調べておこう」「柔軟な対応で摩擦を防ごう」などというアドバイスがありました。

韓国人でも帰省の前には敬語の練習をするというアドバイスには、なるほどそうかもしれないと思いました。韓国の場合、シオモニ、シアボジのような夫の家族に対しては無条件敬語を使うみたいなところがありますから。

それから私の経験からいうと、夫の家族の呼び方というのは韓国ではなかなか難しいものです。夫よりも年長の兄弟、その配偶者、あるいは年下の兄弟、それも未婚か既婚者かで呼び方も変わってきます。またシオモニがお嫁さんを呼ぶ呼び方も、結婚してすぐの時と、子供ができてからは違ってきます。また家によっても違うかもしれません。

私は夫の姉のことを、最初は「누님(お姉さん)」と呼んでいましたが、子供ができてからは「고모(おばさん)」と呼んでいます。これも本当は「형님」と呼ぶべきだと言われたことがありました。

こういうのは最初が大切ですからね。彩さんもご主人の実家に帰省して親戚の人と会うときにはいったい何と呼べばよいのか、事前にシオモニにたずねておくことをお勧めします。そしてシオモニとの話を長引かせるコツは、リアクションを大きくすることでしょうか。ぜひ一度ためしてみてください。

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