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ⓒ Getty Images Bank

夏休みももう終わりですが、友人が今年の夏に夫婦と子供の3人で海外旅行に行って来たところ、後でご主人のお姉さん、小姑から嫌味を言われたというのです。なぜシアボジとシオモニも連れて行かなかったの、なぜ旅行に行くと言わなかったのと。韓国では夏の旅行をどこに行くか、夫の両親にもいちいち報告しなければいけませんか? 家族旅行に親も連れていくべきですか?


実はそれと似た話が新聞にでていました。地下鉄のシルバーシートに座ったお婆ちゃんたちがぶつぶつこぼしていたというのです。

『電話をかけたら息子が嫁と一緒に休暇に行くというんですよ。こちらから聞かなかったら、最後まで知らなかったかもしれない。なんか仲間はずれにされたようで寂しいわ』

休暇に行く子供たちの後姿を眺めながら寂しそうに疎外感に襲われているお年寄りがいるという話です。会社員507人を対象にした「夏の休暇誰と一緒に行きますか」という調査で、夫婦でというのが26.2%で最も多く、子供と一緒にが25.5%、両親と一緒にが15.8%でした。

問題はまず家族旅行に誘ってくれないのが寂しい、そして連絡もせずに出かけていってしまうのが寂しいということです。

面白かったのはこの記事に対する反応です。記事の下の書き込みで一番共感の多かった書き込みがこんな内容でした。

『休暇というのは普段職場で苦労しているので、休もうとしていくのであり、親孝行のためにいくのではありません。私は最初の職場、最初の夏の休暇に母を連れて海外旅行に行きました。でも本当に大変でした。独身の私でもそうなのに、結婚して子供までいたら、考えただけで頭が痛くなりそうです』

『夫の両親、妻の両親、それを全部考えて旅行に行く方は本当にすばらしいと思います。でも一緒に行かないからと批判されることもないと思います』

専門家も

『伝統的な視覚からは子供と親が一緒に休暇に行くのが正しいと思えるかもしれませんが、高齢者と一緒に行く場所などについては選択に制約があるのも現実です』

と言っています。年配の親を連れて旅行をするとなれば真夏の暑い時期よりも気候の良い春秋が良いという意見もありました。また海外旅行はお金もかかるので親と一緒に行く場合、親の経費まで子供が出すのは大変だ。親に余裕があり親の経費は親が出す、あるいは子供の分まで親が全部だすなら一緒に行くという意見もありました。

面白いのは、韓国では親と一緒の旅行、誰が連れ出すのかというと圧倒的に成人した娘たちが実家のお母さんやお父さんを連れてというのが多いです。反対に息子たちが親を連れ出して旅行にというのはあまり聞きません。そういう意味で、昔は娘だけいる女性は息子が産めなかったといじめられたものでしたが、最近は反対に息子だけいる女性は娘の多い友人を羨ましがるといいます。

夫婦で旅行に行く場合、特に海外旅行なら何かの場合に備えて親にも一言,行ってくると伝えておくべきでしょうね。もちろんお土産は必修、そして行ってくるとの連絡はご主人にしてもらいましょう。嫁ではなく息子が。

さらにもう一つ注意するべき点は下手にお土産何が良いかなんて事前に聞かない方がいいですよ。メチャクチャ面倒なものを買ってくるように頼まれてそれでせっかくの旅行が台無しになってしまうこともありますから。

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