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ライフスタイル

夫婦共働き

2018-11-05

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

韓国では夫婦共働きの家庭はどのくらいなのでしょうか。私のような若い夫婦は、夫婦二人とも働いているという人が多いようですが、それでも結婚して子供ができると女性は会社を辞める人が多いように思います。実際のところ、どうなんでしょう。


昔は、私の結婚した30年くらい前は夫婦共働きというのは、夫婦とも学校の先生や医者、公務員などという専門職以外はあまりなかったように思います。それだけ女性の職場も限られていたということですよね。でも最近は違うと思っていました。今は女子大生もみんな大学をでれば就職しますから。ところが調べてみたら、韓国はまだ日本に比べても夫婦共働きの世帯が少ないことが分かりました。

まず韓国の数字です。2017年10月基準で夫婦共働きの比率はおよそ44.6%、545万6千世帯でした。夫婦一人だけの世帯が55.4%なのでおよそ半分2軒に1軒が共働きだということになります。そして夫婦共働きの世帯数は前の年よりも9万世帯減少し、反対に一人だけ働いている世帯が12万4千世帯増加しました。

また年齢別には40代の夫婦の共働き比率が52.1%と最も高く以下、50代、30代、20代の順でした。また子供の年齢でいくと子供が13歳から17歳の家庭の共働きの比率が一番高く、6歳以下の子供のいる家庭も41%と高くなっていました。

共働きの家庭がまだ50%に達しておらず、比率的には20代が一番少ないということでした。また他の統計結果でも、働いている女性も、その理由として経済的な理由を一番にあげており、できれば働かずに専業主婦になりたいという意見も多くありました。

一方日本は 総務省統計局の「労働力調査(基本集計)」の2016年平均の結果によると、夫婦がいる世帯のうち共働き世帯の割合は48.4%でした。また妻が働いている割合は45歳から54歳が一番多くて、次が35歳~44歳、55歳~64歳、25歳~34歳の順でした。

やはり20代半ばから30代半ばまでの世代の共働きの比率が少ないのは日本でも同じでした。それだけ結婚、出産を機に退職する人が多いということですね。

共働きの比率が、それぞれ2017年と2016年の数字ですが、韓国が44.6%、日本が48.4%ということで、アメリカなどに比べるとまだまだ少ないかもしれません。それでも30年前に比べれば増えているのは事実です。

では夫婦共働きでどのくらいの収入があるか。韓火生命が顧客の中から30代~40代の180万人の所得情報を分析した結果、共働きの世帯の所得は月765万ウォン、一人だけの働いている世帯の所得は529万ウォンでした。また共働きの家庭の子供の数は平均1.08人、一人だけが働いている家庭は1.26人でした。これについて保険会社では共働き家庭の育児に対する負担の大きさが反映したものだろうと言っています。

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