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ライフスタイル

わかめスープ

2017-04-24

わかめスープ
わかめスープというのは韓国料理の代表的なスープの一つですが、わかめスープには特別な意味があります。一つはお誕生日の日に必ず食べるということ、そしてもう一つは試験の日には絶対食べてはいけないということ、なかなか意味深な料理ですよね。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。

山田君  金さん、お昼行きましょうか。メニューなににします?
金さん  朝、わかめスープを飲んできたから、お昼はチゲにしようかな
山田君  わかめスープ、あれっ、金さん今日がお誕生日でしたっけ?
金さん  山田君もすっかり韓国生活になれたわね。お誕生日はお誕生日だけど、私じゃなくて父のお誕生日なの。


ということで韓国ではお誕生日にはわかめのスープを食べる習慣があります。これは出産後、韓国では産婦は1ヶ月近くほぼ毎日、毎食わかめのスープを飲みます。なぜかと言うとわかめに含まれているミネラルが血液を浄化して、さらに母乳の出をよくすると考えられているからです。
そのわかめスープをお誕生日に食べることで、生んでくれたお母さんに感謝するという意味があるといいます。またわかめにはいろいろな栄養が含まれていますから、わかめスープを飲んで長生きしようというのもよく言われます。
ただし面白いのは非常に高齢のお年寄りのお誕生にはわかめスープを出さないこともあります。もう十分、長生きしたので、もういいということでしょうか。
一方、わかめは滑るということから、試験の日の朝には絶対食べてはいけないタブーのメニューでもあります。
ということで韓国マナー、韓国ではお誕生日の朝にはわかめスープを飲んでお祝いします。長生きするように、そして、生んでくれたお母さんに感謝の気持ちをこめて食べるのです。

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