趙兌烈外相が米国務副長官と対北韓協議 連携強調
外交部の趙兌烈(チョ・テヨル)長官は、訪問先のワシントンで、アメリカのキャンベル国務副長官と会談し、北韓問題での緊密な連携を改めて確認しました。
趙長官とキャンベル国務副長官は現地時間の先月29日、ワシントンで会談しました。両者は、北韓が韓国を敵対国家とみなす方針に転換し、韓国が南北の海上境界線と位置づけるNLL=北方限界線を認めない発言をするなど、韓半島西の海、西海(ソヘ)で一方的な現状変更を試みていることについて、「深い憂慮を表する」とのコメントを共同で発表しました。
このなかで、両者は、「韓米は、北韓の威嚇と挑発に完全な連携下で対応している」とし、「北韓のいかなる挑発も抑止できるよう積極的に連携していくことで一致した」と強調しました。
会談で、趙長官は、韓米同盟が70周年を迎えることし、韓米同盟と韓日米3か国の協力をさらに発展させていきたいと表明し、NSC=国家安全保障会議のインド太平洋調整官を務めたキャンベル副長官に対して、積極的な役割を呼びかけました。
これに対し、キャンベル副長官は、「韓米同盟と韓日米協力を重視している」と述べ、「今後もコミュニケーションと協力をさらに強化していきたい」と応えました。
会談では、経済の安全保障や先端技術をめぐる協力についても幅広く意見交換しました。