新型コロナウイルスによる感染から完治して隔離解除された80代の女性が9日後、後遺症で死亡しました。
9日、慶尚北道(キョンサンブクト)によりますと、新型コロナウイルスによる感染症の完治後に高齢者向けの療養施設に入所していた80代の女性が8日午前、死亡しました。
死因は心脳血管疾患で、新型コロナウイルス感染症による後遺症も影響をおよぼしたものとみられるということです。
慶尚北道の関係者は、「新型コロナウイルスの陰性判定を受けて隔離解除となったが、お年寄りだったうえ、うっ血性心不全や高血圧などの持病があったため、新型コロナウイルスの後遺症によって亡くなったものとみられる」としたうえで、「新型コロナウイルス感染症が再発したわけではない」と説明しました。
一方、完治したあとに再発の判定を受ける新型コロナウイルスの感染者も持続的に増加しています。
2月末に70代女性に初の再発が確認されて以来、これまで(8日午前0時現在)に、全国で65人に再発が確認されています。
再発患者の増加や今回の初の死亡事例を受けて、完治後の管理も課題として浮上しています。