27日から小学生の登校授業が始まることに合わせ、ソウル地方警察庁は26日、小学校の周辺に設けられているスクールゾーンに警察官を配置し、通学中の子供たちの安全対策を一層強める方針を発表しました。
対象となる学校は、ソウルの小学校605校のうち、車の通行が多く交通事故の危険性が高いとされる480校です。警察は、通学時間帯に各学校のスクールゾーンに警察官を配置し、子供たちが安全に通学できるよう指導するということです。
この3年間、交通事故が発生している137の小学校のスクールゾーンでは、さらなる対策が取られます。下校時間の午後2時から5時まで、交通警察官が配置され、車がスピード違反や信号違反などをしないよう取り締まりを行います。
2017年から2019年までの3年間、ソウルの幼稚園や小学校に設けられているスクールゾーンで発生した交通事故のうち、小学校の周辺で発生した事故は177件と、全体のおよそ65％に上っています。
警察は「登校授業が始まれば、子供の交通事故に対する懸念も高まる。事故が起きないよう全国民に注意してもらいたい」と呼びかけました。