首都圏を中心に発生した新型コロナウイルスの集団感染の影響が尾を引き、韓国で新たな感染者が4日ぶりに40人台を記録したことが分かりました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は、17日午前0時の時点で、前日より43人増えて1万2198人、死者は1人増えて279人になりました。
新たな感染者43人のうち、国内での感染は31人で、地域別には首都圏のソウルで12人、京畿道（キョンギド）で11人、仁川（インチョン）で2人を記録し、他の地域でも大田（テジョン）で5人、大田付近の忠清南道（チュンチョンナムド）で1人の感染者が発生しました。
また、海外と関連のある感染者は、空港での検疫で確認された7人を含め、12人でした。
大田市では、60代の牧師夫妻をはじめとする5人のほか、統計に含まれていなかった5人の感染が新たに確認されましたが、この新たな感染者は、宗教集会やマルチ商法の訪問販売所で感染したとされています。
大田市で1か月ぶりに集団感染が発生したことで、首都圏以外でも新型コロナウイルスの感染が拡大するのではないかと懸念されています。