スマートフォンの世界シェア1位を続けてきた韓国のサムスン電子が、ことし第2四半期の販売額で、中国の通信機器最大手のファーウェイ(華為技術)に、1位の座を奪われました。
市場調査会社「カウンターポイント」によりますと、ことし4月から6月にかけてのスマートフォンの世界シェアは、ファーウェイが20.2%と1位となり、サムスン電子は20.0%と、わずか0.2ポイントの差で2位に後退しました。3位はアメリカのアップルで11%、4位は中国のシャオミで10%、5位も中国のオッポ(OPPO)で9%でした。
四半期別の集計で、ファーウェイがトップとなったのは今回が初めてです。
ことし4月から6月期のスマートフォンの世界の出荷台数は、去年の第2四半期より26%も少ない2億7600万台で、前年比としては、これまでで最も大きい減少幅となりました。
ファーウェイの全体の出荷台数は、去年の同じ時期より3%減りましたが、中国国内では11%も増加しました。一方、サムスン電子は、ヨーロッパ、南米、中東・アフリカでは1位でしたが、最大市場である中国やインドでの販売が振るいませんでした。