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韓国の完成車メーカーの先月の生産台数と国内での販売、輸出台数がいずれも去年の同じ月に比べて2桁の伸びとなったことがわかりました。
産業通商資源部が15日に発表したところによりますと、先月の完成車の生産台数は去年の同じ月に比べて24.9%増えて31万4190台となったということです。
これは2018年10月以降、もっとも高いもので、去年の月平均生産台数に比べると7.5%増えました。
背景には、韓国の完成車メーカーの賃金交渉の妥結により生産が正常化したことや、自動車の需要の好調にともなって供給も増えたことなどが背景にあります。
国内での自動車の販売台数は、新車発売の効果が続いたことや、個別消費税の30%引き下げが延長されたこと、営業日数が多かったことなどに支えられ、18.4%伸びて、13万7692台となりました。
なかでも、国産車の販売台数は16.9%増えて、11万5375台で、輸入車は、メルセデスベンツやBMWなどドイツメーカーの販売が好調だったことから、27.3%増えて2万2317台でした。
輸出は、アメリカやヨーロッパなど主な自動車市場の需要が持ち直したことから、29.5%増えて、19万2322台となりました。
付加価値の高い自動車の販売が増えたことで、輸出額では40.2%増えて、40億ドルとなりました。
EV=電気自動車やハイブリッド車、燃料電池車などのエコカーの国内での販売台数は2倍以上増えて、1万7992台となり、12か月連続の伸びとなりました。
エコカーの輸出台数は76.5%増えて3万2035台、輸出額では9億ドルを超え、これまででもっとも多くなりました。
全体の乗用車の輸出に占めるエコカーの割合は去年の同じ月の12.8%から17.3%に上昇しました。