中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は25日までに、新たに396人が確認され、累計で8万8516人になりました。
新たな感染者396人のうち、国内での感染は369人で、残りの27人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル114人、京畿道（キョンギド）132人、仁川（インチョン）22人など、首都圏だけで268人が確認されました。
重症患者は144人、死者は５人増えて合わせて1581人となりました。
丁世均（チョン・セギュン）国務総理は25日、中央災害安全対策本部の会議で「流行の第３波のピークは過ぎつつあるものの、まだ安定したと確信できない」として、現状を分析して判断したうえで来週から適用される防疫基準を26日に決定すると明らかにしました。
また、26日から始まるワクチン接種と関連して「すでに接種を行っている国で、防疫指針の緩和によってより大きな混乱を招いた事例がある」として、科学的事実に基づいて接種状況を見極めてほしいと呼びかけました。
一方、独立運動記念日の「3.1節」を控えて、一部の団体が都心での集会を予告したことについて、警察庁やソウル市など関係機関では感染拡大の原因になりかねないとして、集会による違法行為に対して厳重に対応する方針を示しています。