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サイエンス

砕氷研究船「アラオン」139日間の航海終え帰還 南極で海底地震計設置

Write: 2021-03-18 12:38:06Update: 2021-03-18 12:44:28

砕氷研究船「アラオン」139日間の航海終え帰還 南極で海底地震計設置

Photo : YONHAP News

韓国極地研究所は、砕氷研究船「アラオン」が、139日間にわたる南極での航海を終え18日、全羅南道(チョンラナムド)光陽(グァンヤン)港に戻ったと明らかにしました。
アラオンは南極の世宗(セジョン)科学基地と張保皐(チャン・ボゴ)基地で業務を遂行する越冬研究隊員らを乗せ、去年10月31日に光陽港を出港しました。
南極に滞在していた越冬研究隊員と交代して新たに投入された研究隊員らは、今後1年間滞在し、科学研究や基地の管理などを行う予定です。
越冬研究隊員らは通常、南極まで飛行機で移動していましたが、去年は新型コロナウイルスの予防対策としてアラオンに乗船することになりました。
極地研究所によりますと、研究隊員らが交替する間、パク・ヨンチョル博士の研究チームは世宗基地付近の海に海底地震計5つ設置しました。
世宗基地では去年8月以降、マグニチュード4.0以上の地震が170回以上も感知されましたが、震源地の半径100キロ以内にはアルゼンチン地震観測所1か所しかなかったため、韓国の研究員らは正確な情報を入手するのに困難を強いられていました。
極地研究所は、「今回の地震計設置によって、南極の地震研究における韓国の影響力が高まるだろう」と期待を示しています。
一方、アラオンに乗って帰ってきた越冬研究隊員は、船を港に停泊した状態で新型コロナウイルスの検査を受け、陰性が確認されたあとに下船するということです。
アラオンは、今後3か月間のメンテナンスを経て、7月に北極に向けて再び出発する予定です。

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