韓国では、新型コロナウイルスワクチンの接種を2回受けた人について、自主隔離を一部免除する措置が5日から取られました。
韓国で現在までに2回目の接種を終えたのはおよそ6万人です。
新型コロナウイルスワクチンの2回の接種を完了した人は、感染者と濃厚接触しても、新型コロナのウイルス検査で陰性判定を受け、症状が確認されない場合、自主隔離が免除されます。
ただ、感染者と濃厚接触してから2週間は、発熱やせきなどの有無を毎日確認して報告し、2回の検査を受ける「能動監視」の対象となります。
また、韓国で接種を終えてから2週間以上後に出国し、帰国した場合、検疫で受けた検査が陰性で、せきやのどの痛みなどの症状がなければ自主隔離が免除されます。
ただ、変異ウイルスが流行している南アフリカ共和国やブラジルなどから入国する場合は例外だということです。
一方、アメリカ・ファイザー製の新型コロナワクチン43万6000回分が5日午前、韓国の仁川国際空港に到着しました。
このワクチンは韓国政府がファイザー社と直接契約したものです。
ファイザーと契約したワクチンは、上半期中に700万回分が韓国に搬入されることになっていて、これまで243万6000回分が韓国に届いています。
ファイザーのワクチンは現在、75歳以上の高齢者や高齢者施設の入所者・従事者らの接種に使われています。