統計庁が9日に発表した2020年から2070年の人口推計によりますと、2021年の韓国在住外国人を含む韓国総人口は5175万人で、前年に比べ9万人減少することが明らかになりました。
これは、韓国の人口が2020年をピークに、2021年から減少し始めることを意味します。
人口は2020年に初めて、死亡数が出生数を上回る自然減となっていましたが、韓国に住む外国人も含めた総人口の減少は、2021年が初めてです。
人口の自然減が起きているなか、新型コロナウイルスの影響で外国人の韓国への流入が急減していることも背景にあるものとみられます。
統計庁は、今後10年間は。人口が年平均でおよそ6万人ずつ減少すると見込んでいて、人口の自然減が続く見通しである一方、減少幅は大きくないため、国際間移動が多くなれば、人口が前年比で増加する可能性もあるとみています。
統計庁が推計した最悪のシナリオでは、2030年の人口は5015万人、2070年には3153万人となる予想で、50年後には人口が2031万人激減するという計算です。