作家チョ・ナムジュの小説「82年生まれ、キム・ジヨン」は、過去5年間で海外で最も多く売れた韓国文学作品となりました。
韓国文学翻訳院が、2016年から2020年までに海外で発刊された韓国文学の販売状況を調査したところ、「82年生まれ、キム・ジヨン」は10の言語圏で30万部以上の売り上げを記録したと明らかにしました。
とくに、日本では2018年の発刊以降、20万部以上の販売を記録していて、今でも根強い人気を保っています。
一方、韓国文学翻訳院の調査によりますと、海外で5000万部以上の売り上げ記録した作品は、販売量が確認された492作品のうち34作品でした。
ハン・ガンの「菜食主義者」は13の言語圏で16万部以上が売れたほか、ソン・ウォンピョンの「アーモンド」は日本で9万部を超える売り上げを記録しました。また、9の言語圏で発刊されたチョン・ユジョンの「種の起源」のポルトガル語版はブラジルで2万部以上が売れました。
韓国文学翻訳院によりますと、海外で発刊される韓国文学は2017年から年平均10%の成長ぶりを見せていて、「82年生まれ、キム・ジヨン」や「アーモンド」のように特定の国でベストセラーになるケースも増えているということです。