メニューへ 本文へ
Go Top

文化

ソン・ウォンピョンの小説『三十の反撃』 日本本屋大賞でまた受賞

Write: 2022-04-07 12:44:47Update: 2022-04-07 15:09:39

ソン・ウォンピョンの小説『三十の反撃』 日本本屋大賞でまた受賞

Photo : YONHAP News

韓国の作家、ソン・ウォンピョンの小説『三十の反撃』の日本語版が日本の第19回本屋大賞の翻訳小説部門1位になり、2年前の小説『アーモンド』に続いて2回目の受賞となりました。 
本屋大賞は全国の書店の店員が、いちばん売りたい本として投票で選ぶもので、本屋大賞、発掘本、翻訳小説、ノンフィクションの4部門での受賞作が決まります。 
このうち翻訳小説部門は2012年から実施され、ソン・ウォンピョンの小説『アーモンド』は2020年にアジアの作品としては初めてこの部門で1位となりました。
今回1位となった『三十の反撃』は、韓国では2017年に出版され、第5回済州4.3平和文学賞を受賞しています。
社会の理不尽に翻弄されながら手も足も出ない、1988年生まれの30歳の非正規雇用の女性が、人との出会いを通じて自分自身の生き方を手に入れていくストーリーです。
去年日本で出版され、中国と台湾でも出版されました。
ソン・ウォンピョン氏は受賞の感想について、「『三十の反撃』は『どんな大人になるのか』という質問から始まった作品です。いまこの瞬間にも、韓国や日本だけでなく世界中に当時の私と同じ思いで奮闘する若者たちがたくさんいると思います。彼らに私の作品が少しでも慰めになれば幸いです」と話しています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >