サムスン電子のスマートフォンは、日本市場でアップルに次いでシェア2位になりました。
17日、アメリカの調査会社「ストラテジー・アナリティクス」によりますと、ことし第1四半期の日本のスマートフォン市場でサムスン電子は13.5%でシャープを抜いてシェア2位になりました。2013年第1四半期(14.1%)以降、最も高い数値となりました。
アップルが過半数を占め市場を支配する日本のスマートフォン市場は、サムスン電子が最も苦戦している市場のひとつで、とくに一部の嫌韓感情などが影響し2017年第1四半期は3.8%でアップル、ソニー、富士通、シャープに次ぐシェア5位でした。
業界の関係者は「不景気でコストパフォーマンスのいい中低価格のスマホを求める消費者が増えたことや、サムスンの折りたたみ式スマホが人気を集めたものとみられる。現地の通信キャリアのプロモーション効果もあっただろう」と語っています。
サムスン電子は、2015年の「ギャラクシーS6」発売当時から「サムスン」という企業名を削除し、ギャラクシーシリーズのブランド価値を高めるとともに、嫌韓感情による販売減少を最小化することを試みてきました。