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新型コロナウイルスの感染者数が急激に増えている北韓に対して、韓国政府は今月16日、ワクチンやマスクなどの医療用品の支援を提案しましたが、北韓は3日が過ぎても、受け入れる意思を示していないことがわかりました。
統一部によりますと、北韓は、18日の南北連絡事務所を通じた午前9時と午後5時の定時連絡でも、提案を受け入れるかどうかについて言及しなかったということです。
統一部は今月16日、南北連絡事務所を通じて、北韓側にワクチンやマスクなどの医療用品の提供や感染防止技術に関する協力を行う用意があることや、実務協議のための接触を提案する内容の通知文を送ろうと打診しましたが、北韓は応じていません。
政府は北韓の回答を待つとしていますが、北韓が応じない場合、国際機関などを通じた支援も検討する方針です。
これに関連して、金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は、「アメリカも北韓に医療支援の用意があることを伝えたが、回答がなかったと承知している」と話しました。