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韓半島

統一部、北韓にダム放流時の事前通知求める 北韓は応答せず

Write: 2022-06-29 13:20:38Update: 2022-06-29 13:45:07

統一部、北韓にダム放流時の事前通知求める 北韓は応答せず

Photo : YONHAP News

政府は28日、北韓にダムの放流を行う際には、韓国側に事前通報するよう求める通知文を送ろうとしましたが、北韓側が受け取りの意思を示していないことが明らかになりました。
統一部によりますと、28日午後、軍の通信線で北韓側のダムを放流する際には事前に通報するよう求めたということで、南北共同連絡事務所からも洪水被害の予防と関連した通知文を送る意思を伝えましたが、北韓からの応答がなかったということです。 
29日午前9時の南北共同連絡事務所での定時連絡は正常に行われたということですが、業務開始に関する内容以外には言及はなかったということです。
統一部は、「梅雨入りしたことで、南北境界地域の洪水被害などが懸念される状況で、境界地域の住民の命と財産を守るための基本的な措置だ」とし、南北合意に従ってダムの放流を実施する前に韓国側に事前通報するよう求めていく方針です。
北韓では28日から本格的に梅雨入りし、30日まで大雨の予報が続いているため、北韓側が過去に行ったように黄江(ファンガン)ダムを予告なしに放流する可能性が指摘されています。
こうした状況を踏まえ、権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官も28日、台風展望台や必勝(ピルスン)橋、郡南(グンナム)ダム一帯を訪問し、水害防止施設を点検しました。
黄江ダムは、軍事境界線から北におよそ46キロ離れたところにあり、そこからもっとも近い韓国側の郡南ダム(洪水調節ダム)までは10キロしか離れていません。
そのため、事前通報なしに黄江ダムを放流すると、下流に位置する京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)郡や坡州(パジュ)市一帯に大きな被害が発生する可能性があります。

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