中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は28日午前0時までに新たに3万6159人が確認されました。水曜日発表分としては、この12週で最も低い数値です。 
重症患者数は26人減って375人となりました。
亡くなった人は46人増えて、累計で2万8318人となり、致死率は0.11％となっています。 
政府は、屋外でのマスク着用義務を26日から全面的に解除する一方、屋内での着用義務は継続する方針ですが、これについて、規制緩和のスピードがほかの国に比べて遅いとの指摘が出ています。
OECD＝経済協力開発機構加盟国の主要19か国のうち、屋内でのマスク着用が義務付けられているのは韓国だけです。
また、隔離についても、期間を短くしたり、なくしたりしている国が多く、7日間の隔離義務があるのは韓国など一部の国だけとなっています。 
韓国では新型コロナの致死率が0.11％となっているなか、80歳以上の致死率は2％を超えるなど高齢者の致死率が高く、高齢者を保護するための感染予防対策を講じる必要があると政府は判断しています。