10月に韓国を訪れた外国人観光客の数は、去年の同じ月に比べておよそ5倍に増えたことがわかりました。  
 
韓国観光公社が30日、発表したところによりますと、10月の外国人観光客数は47万6097人だったということです。
 
大きく回復したものの、新型コロナ前の2019年10月に比べると3割以下にとどまっています。
 
国別に見ますと、アメリカからの観光客は7万3560人でもっとも多く、続いて日本が6万7159人、タイが3万4428人、ベトナムが3万2010人の順でした。
 
増加率がもっとも高かった国は香港で、去年の同じ月に117人だったものが1万1216人におよそ100倍近くに増えました。
 
これは、韓国のビザ免除措置の再開や、香港への帰国時の隔離規制の緩和が影響したとみられます。
 
同じくビザ免除措置が再開された日本からの観光客は、54倍に増えました。
 
中国からの観光客は回復が遅れ、6割程度の増加にとどまりました。
 
一方、海外に出かけた韓国人観光客はおよそ6倍の77万3480人でした。